
先日(12月4日)の新ゆり絵画クラブの教室です。
白い斑点入りの、それは鮮やかなポインセチアを描かせていただきました。
ところが教室の開始早々、自分はこのモチーフの名前が浮かばず、
隣のお方にお聞きしたら、
「ポインセチアですよ」と。
「ああ、そうだった」と想い出しはするものの、
最近人や物の名前が即座には出てこず、ボケの始まりを実感しています。
先ずはこの植物、赤いところは花ではなく、
苞(ホウ)と呼ばれる葉が変化したものとのこと。
せっかくのこととて、この植物の名前の由来を調べてみました。
19世紀後半、原産地メキシコから持ち込み普及させた
初代メキシコ駐アメリか大使ロバーツ・ポインセット氏の名前に由来するとのこと。
バラなどは皇室や王室の方を冠した品種が多いようですし、
拙ブログでもかってリーガス・ベゴニアを描いたとき、
リーガス、ベゴニアとも開発に当たったドイツの学者さんたちの名前であることを知りました(2017.11.13付)。
絵として気を使いましたのは二つで、
一つはモチーフ個々の中心と、もう一つは全体としての立体感です。
モチーフ個々の中心については教室現場でも写真でも分かりにくかったのですが、
小玉精子先生から「それらしいものを入れたら」と諭され、
中心付近に、所謂「花」という部分を描き添えました。
薄緑色の数個の小さい粒です。
もう一つは全体としての立体感です。
この種の絵はとかく一枚々々を丁寧に描きすぎると平板的になってしまいます。
これを防ぐため、まずは、光を右やや斜め上からとして、左側に影を入れること。
そしてモチーフの外縁周辺部分は、その輪郭線をぼかすほか、
明度(明暗)を落としたり、彩度(鮮やかさ)を濁したり・・・してみたつもりであります。
それにしても同じ色の重なり、ややこしい!でありました。
そしてやはり、補色関係にある赤と緑の強い対比は、目が疲れるなあ!と。
【補記】
凄いぞ 高市さん!(思いつくまま)
高市早苗政権ができて2か月がたちました。
憲政史上初めての女性首相で、今までの(男性)首相がなし得なかったことを、
スピード感をもって、しかも、しれーっとやってのけています。
ここで彼女の凄いところを纏めておきたいと思います。
以下の順序で進めます。
◆世界の中での高市さん
▲アメリカ ▲ヨーロッパ ▲中国
◆ 国内のもろもろ
▲国会・政党 ▲行政の諸政策 ▲メディア・国民世論
◆これからの高市さんに望むこと
◆世界の中での高市さん
▲アメリカの経済誌フォーブスが、「世界で最もパワフルな女性100人」を発表し(12.10)、何と、3位に高市氏が選ばれたとのことです。
「激動の時代における不屈の精神の象徴」、「GDP654兆円規模の国家・日本を率いる初の女性首相」と紹介した、と。
就任早々にもかかわらず、アメリカ有力誌からのこの評価、実に凄いことです。
因みに、1位は、フォーデライアンEU委員長、
4位はイタリアのメローニ首相であった、と。
筆者思うに、1位と2位は、下に述べるグローバリズムの権化みたいな人ですし、
3位、4位は、逆に、反グローバリズムを代表する女性リーダーです。
その他の、たとえばニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、BBCなどの
欧米メディアも、日本初の女性首相として報道していますが、
トランプとの関係や、ナショナリストなどとの政治スタンスも紹介しているようです。
無論、欧米メディアの圧倒的多数はグローバリズムの大元締め財閥の
広報・宣伝機関ですので、そういう扱いになるのでしょう。
筆者は、上でグローバリズムとか反グローバリズムの用語を使いました。
その内容については、本稿末尾に、林千勝氏、馬淵睦夫氏、神谷宗幣氏3人の方の解説を紹介させていただいています。
かいつまんでいえば
「グローバリズム」とは、超大金持ちの人たちが、
自分たちの儲けを最大限にするには「世界は一つ」がいい、とし、
国家や国境、そして家族すらもその一切はいらない、とする考えで、
「反グローバリズム」とは、いやいやそうは言っても国は必要だし、
それぞれの国の歴史や文化も大事にすべきだ、とするものです。
トランプ大統領のMAGA:Make America Great Again の “America”も、
このような文脈の中での言葉として解すべきだと私は思っています。
いみじくも、フォーブスの女傑1位から4位までを見るように、欧米世界の潮流は、
グローバリズム勢力と反グローバリズム勢力とが激しく拮抗する世の中です。
反グローバリズム勢力としては、
トランプ氏の、大統領選挙戦での初登場が2,016年、
2,020年選挙の、グローバリズム側バイデン氏の勝利(不正の限り)を経て、
トランプ氏の返り咲き選挙が2,024年、
この間、ヨーロッパではイタリアでメローニ首相が2,022年に就任し、
そして今年2,025年の高市政権ということになります。
高市内閣発足直後に、反グローバリズムの系譜トランプ大統領が来日しました。
彼女のキャラに加えて安倍元首相との関係もこれあり、スタート時点で実に素晴らしい関係を築けたと思います。
アメリカは、衰えたりといえ、何と言っても世界No1の大国です。
一国だけでは安全を確保できない時代、“寄らば大樹の陰”とはいいますが、
どちらにつくかとなると、中国やロシアは真っ平ごめんです。
一応の民主主義国アメリカと同盟が結べるなど、普通の国では望んでも、
なかなかできないこと・・・そういう側面もありましょう。
トランプ氏自身は毀誉褒貶半ばする人物ではありますが、
彼を敵に廻せば厄介極まりなく、味方にしておくに如くはない、と思います。
ヨーロッパもみておきます。
そのEU委員長、フランス、ドイツのそれぞれのトップ、それに離脱したイギリスのトップもグローバリズム勢力が就いています。
アメリカが反グローバリズム側に変わったのに、欧州はグローバリズム側そのままということになります。
しかしヨーロッパ各国とも反グローバリズム勢力が、第2党として大躍進し、
政権党を猛追、これをを脅かす存在になっています。
イタリアでは反グローバリズムのメローニがいち早く就いていることは先に触れた通りです。
グローバリズムの申し子・小泉進次郎氏を破って首相となりました。
(反グローバリズムの代表格・参政党が飛躍的に伸びたのと軌を一にしています)
アメリカとヨーロッパの構図が、以上のように分断され混とんとしている中での
高市さんの登場です。
日本の国益を原点に日本の立ち位置を定め、高市さん独特の手法をもって、
日本を世界の高みにもっていってもらいたいと思います。
▲対中国については、この先も長い長い付き合いが続くと思われますが、
先の国会で立憲民主党・岡田議員の台湾有事関連質問に端を発したことだけについて私見を述べます。
まずはこれで、対中国の大きな抑止力になった、と。
アメリカの有力なシンクタンクの「台湾有事」のシミュレーションによると、
中国軍の台湾攻撃は、台湾、米国、日本が連携した場合は失敗に終わる可能性が極めて高く、
逆に中国が成功する数少ないシナリオは、
米国と日本の連携が崩れ、米軍の介入が遅れた場合、との研究結果だったようです。
即ち、日本が米国に協力するかしないかが決定的な要因になりうるということです。
少なくとも中国側もこのシミュテーション結果を承知しているはずで、
それゆえに敏感に反応しているのでしょう。
その後のレーダー照射などの、中国の一連の言動をみるにつけ、
中国という国がどういう国か、日本国民もあらためて思い知ったのではないでしょうか。
また、日本国内の中国コネクションの一端も垣間見えました。
いやいや、岡田氏を代表とする立憲民主党と中国共産党の工作機関の幹部との会合や
そこでの覚書の締結など、もろにみえてしまいました。
元駐中国大使の垂水秀夫氏がいくつかのTVで発言していましたが、
高市さんは発言を「絶対に撤回してはならない」とし、
これまで中国の圧力に常に屈してきたが、撤回すれば「高市さん、あなたまでもか」となり、これからの対中国戦略が立てられなくなる、と。
垂水氏は、外務省には珍しく中国にも筋を通した人で、
中国大使時代の闘いを記した著「日中外交秘録」(文芸春秋社)を入手、現在読書中です。
◆ 国内のもろもろ
▲国会・政党
高市内閣になり、先ずは国会が明るくなるとともに面白くなってきました。
いままでほとんど見ることもなかった国会論戦も、真面目な議論が聴けるようになり、
参政党や日本保守党などがどういう質問をするのだろうかと国会中継を見る機会が増えてきました。
一方で、国会でつまらぬ質問をする者やあきらかに外国サイドに立つ質問をする者も残っていますが、
今はこの様子がSNSで国民に知れ渡り、彼らの本性があぶり出される時代となりました。
質問に立つ彼らの、上から目線で偉そうぶった態度とその内容の馬鹿さ加減が、
高市さんの、誠実で的確な答弁との対比で、余計に目立っています。
このような政党は、おそらく次の選挙で惨敗するでしょう。
自民党単独では過半数に至らない現状での政権運営も、それなりにうまく機能しているようにみえます。
日本維新の会に与党に入ってもらい、両党間の合意をベースにするともに、
政策案件ごとに、国民民主党など野党との協力体制を組み替えるやり方です。
面倒くさいようですが、自民党に謙虚さも生まれ、
また野党の要求する政策も実現の機会が増え、参画意識とそれに伴う責任感が期待できそうです。
いままで国会の俎上にも載らなかったテーマが、例えば参政党や日本保守党などが先導し、
それを自民党が他党を抱き込みこみ多数化していく・・・という手法も増えそうです。
公明党が連立から離れていったのは、これまた極めて大きい効果を生んでいます。
特に中国共産党や半島関連、外国人問題、宗教関連等で過剰に配慮しすぎ、
足枷になっていたのが外れ正常化されつつあるようです。
かって石原慎太郎さんが喝破していたように“厄介者”をやっとはずすことが出来ました。
いやいやどこかの国から指令を受けたのでしょうか、彼らから去っていってくれました。
▲行政の諸政策
自民党が作成したポスターが大人気だとのこと。
日の丸を連想させる白地と紅地の2種類で、
高市さんの写真と標語は「日本列島を強く、豊かに」とあります。
現代版「富国強兵」策といえなくもありませんが、
クレームより好意的に受け止める人が多い、というのも高市人気のしからしめるところなのでしょう。
いままで日本の政治は、財務省のいうなり(特に財布を閉めっぱなし、国民から取りっぱなし)になってきました。
これを、責任を意識しながらの積極財政、そして国民への還元努力へ、と大転換するには、
財務省の表も裏も知り尽くされ、しかも押しの強さ抜群の片山氏は、正に絶妙にして最適任の人事でしょう。
外国人政策も、小野田紀美外国人政策担当大臣の総括のもと、各省庁を跨いで動き出しました。
いままでの「外国人を増やす」策から、ルールに基づいた「質の管理」へと変わりました。
日本人優先主義や排外主義とは一線を画しつつも、制度の厳格な適用と適正化を期すこととされ、
具体的には、不法滞在者の対策を強化したり、在留資格審査をより厳正にしたり、
外国人による土地や不動産の取得などで
より秩序ある共生を目指そうとする政策のようです。
いずれも手をつけたくてもできなかった分野です。
小野田大臣の、明快で小気味よさも好感がもてます。
それでいて失言はせぬよう配慮されているところもまた、凄い方だな、と。
このお二人の女性閣僚のほか、有村治子氏(自民党・総務会長)、有本香氏(日本保守党・事務総長)のご活躍もめざましい。
「17の成長戦略」には今までの政権にはない“熱気”を感じます。
AI・半導体、量子、バイオ、航空宇宙、デジタル・サイバーセキュリティ、創薬・先端医療、宇宙やフュージョンエネルーギー(核融合)、重要鉱物、防衛産業などなど、
日本の将来の国力に直結する分野であります。
来夏までに分野ごとの官民挙げたロードマップが出来、これに則り動き出すとのことです。
この際、高市自民党の政策全般の作戦参謀である、同党の政調会長・小林鷹之氏の活躍に大いに期待しましょう。
また、中でも防衛産業が、成長戦略項目に挙げられているのは注目に値することだと思います。
アメリカやイギリス、NATO、EU等の同盟国や同志国とのサプライチェーンの協力推進などが謡われており、
これから防衛の諸計画の見直しとともに、武器等装備品の輸出論議が活発になることでしょう。
小泉進次郎防衛大臣の出番のようで、彼は覚醒したなどとの評価もあるようです。
その勢力は日本がアメリカの武器を買ってくれることには大賛成の勢力です。
しかしこのグローバリズム勢力の本質は、日本という国など無くしてしまえ、と思っているかもしれません。
また彼は、できちゃった婚の記者会見を官邸で行ったりする
・・・政治の権威とメデイア映りこそが命・・・そういう人物です。
ポスト高市論は早すぎますが、彼という人間の本質がどこにあるのか、よくよく見ておきましょう。
▲メデイアと国民世論
先の自民党総裁選でいわゆる新聞・TVのオールドメディアは、
あからさまな「小泉アゲ・高市サゲ」を行いました。
グローバリズムのオールドメディアは、今現在もこの基調は変わらないようにみえます。
一方で今の若者世代は、これらから離れ、SNSの影響が圧倒的に強くなっています。
オールドメディアが、政権の揚げ足をとるような報道をすれば、
SNSでそのメディア自身が総攻撃を受ける事象も多発しているようです。
そんな中での世論調査の結果で、高支持率は高市さんの大きなエネルギーになると思われます。
この高市政権の誕生は、世論へ影響を与える媒体の主役が、
オールドメディアからSNSに転換した画期的な時期でもあったと思われます。
首相も、メデイアの記者対応より、ご自身のSNSの投稿に力点を置いておられるようです。
オールドメディアとしては論調を変えたくても、そのバックをなす勢力(欧米のグローバリスト達と中国からのグリップも)の意向もこれあり、難しいことではないかと思われます。
◆これからの高市さんに望むこと
健康第一、特に睡眠。ナポレオン並みの3時間では!
一人でしょい込まないでください。部下の党役員や閣僚や専門家・有識者を総動員されたく。
≪参考≫
グローバリズムとは(諸先生のご所論)
林千勝氏:グローバリスト達が目指す「新世界秩序」とは、
国際金融資本家らが展望している世界を、政治的、経済的、文化的に牛耳る一元的な支配体制であり、
国・民族・伝統・歴史・家族等々に価値を認めない。
それはない方がいい、という一元的な人類支配の秩序である。
(「統治者:フィリップ・ドルー」(林千勝著))
馬淵睦夫氏:国境を無くし、世界を統一すること。
(「反グローバリズムの逆襲が始まった」(馬淵睦夫著))
神谷宗幣氏:多国籍の巨大資本が国家を超える力をもち、
自らに最適化された世界統一市場をつくろうとする思想や動きのこと。
これが進めば、各国の中間層は貧困化し(経済格差の拡大)、政治の意思決定が国民から遠ざかり(民主主義の機能不全)、国民生活は大きな影響をうける。
今年はこれで納めたいと思います。
1年間のお付き合いに深く深く御礼申し上げます。
来年は、1月19日(月)からと予定しています。
皆さん、よいお年をお迎えください。