2018-01-01から1年間の記事一覧
松本芳翠先生の草書千字文から8字を書きました。(半切1/2大)。 性静情逸 心動神疲 漢字としては“動”が判りにくいですが、あとは何とかなりそうです。 意味は静と動が対をなしているところまでは判りますが、情逸、神疲のところの解釈はいろいろあるよう…
先日の教室(12.11 小玉精子先生)です。 モチーフ担当の方が、ご自宅で咲かせた大輪のバラを数輪ご準備頂き、教室は華やいだ雰囲気になりました。 一輪ごとに、姿、容はもちろん色合いも微妙に違い、それぞれをどう表現するか。 八重の花を描くときは、花の…
い路裳かもお奈しむかし尓さ九羅面と ゝ志ふる人曽あら多未利ける色も香も同じ昔に咲くらめど 年ふる人ぞあらたまりける関戸本古今集(伝藤原行成(三蹟の一人)筆)からです。特に2行目の変化ある字形とバランスに魅せられました。半切大の大きさでは、ここ…
先日、日帰りバスで、秋の房総半島・養老渓谷のツアーに行ってきました。 この粟又の滝は同渓谷の代表的な滝とのことで、 全長約100m、巾、落差とも約30mのなだらかな傾斜で、 岩肌にべっとりくっ付くような水の流れが印象的でした。 この時期、雨が少ない…
松本芳翠先生の草書千字文から8字を書きました。(半切1/2大)。 徳建名立 形端表正 漢字としては“徳”と“端”が判りにくいですが、このように崩すようです。 ただ“端”の最終画(かく)は、このように伸ばすのもあれば、伸ばさないのもあるようです。 この8…
先日の教室(11.8 小玉精子先生)です。 私が住んでいる川崎市の麻生区は、日本最古の品種の甘柿(禅寺丸)が発見された地とのことです。 その原木が残っている「王禅寺」というがお寺があったり、(同名の町名も)、 小田急電鉄の「柿生駅」はわが隣駅です…
コッテリした絵のあとは、サッパリした草書の練習に戻ります。 松本芳翠先生の草書千字文から8字を書きました。(半切1/2大)。 鳴鳳在樹 白駒食場 鳳は相応しい樹で鳴き、白駒は相応しい場で草を食む 名君がその位に就けば、おのずと人材が集まってくる、…
先日の教室です(10.31小玉精子先生)。 外国人女性のモデルさん(欧米系)を描きました。 生まれて初めてのことです。 図々しくも、モデルさんの左側の真ん前に陣取りました。 外国人ということであれば何と言っても顔。 日本人ばかりを描いていると、外国…
今月末(31日)、絵画の教室で外国人女性のモデルさんを描く予定です。 私としては外国人を描くことは初めてです。 しからばその練習を、と遊び心でトライしたのが若かりし頃映画で見た女優さん。 画面の上2人はそれぞれの写真から。 数顔を描いた中から…
我が家のブーゲンビリア。 20年近く前に購入し、しばらく色を付けなかったのが、 10年ほどたったころからこのピンク色を付け始めました。 その後も変わらぬ色を放ってくれています。 今年は2度咲きで、初夏に咲き、今は秋咲きの真っ盛りです。 見事な“…
先日の教室(10.1 小玉精子先生)をベースに貝殻の種類を描き足しました。 右はコンク貝(コンクパールの母貝)です。左は手前が夜光貝、奥がほら貝です。 貝殻の色合いの美しさは、拙ブログ「さざえは色の宝壺」(2010.12.23付)で触れていましたが、 四周…
前のブログの続きです。 佐藤春夫は「海辺の恋」の詩を詠んだ後、 谷崎潤一郎から、一旦は許されていた千代との交際を拒否され、失意のうちに帰郷します。 そこで詠んだ詩がこの「秋刀魚の歌」とのことです。 書き出しは あはれ 秋風よ 情(なさけ)あらば伝…
佐藤春夫の詩「海辺の恋」を普通の仮名で書きました。 こぼれ松葉をかきあつめ をとめのごとき君なりき こぼれ松葉に火をはなち わらべのごときわれなりき わらべとをとめよりそひぬ ただたまゆらの火をかこみ うれしくふたり手をとりぬ かひなきことをただ…
先日の教室(9.18 小玉精子先生)です。優しい目をした仏像さま。国許は分からないということでしたが、東南アジア系でしょうか。教室では、この仏像の命=目の部分に苦労しました。ややカーブしながらの横一線、これが悩ましく・・・。視力の衰えは如何とも…
前回の徒然草に続き、鴨長明の「方丈記」を書にしてみました。(約25㎝×60㎝) ゆく河の 流れは絶えず(須) してし(志)かも もとの水に(尓)あ ら(羅)ず(春)よどみにう(有) か(家)ぶ(婦)うた(多)かた(堂)は か(駕)つ消えかつ(徒) 結びて久しく と(登)…
徒然草の序段です。(約30㎝×60㎝) つれづれなる ままに日くらし 硯にむ(牟)かひて 心に(耳)移りゆく よし無し事を そ(曽)こ(許)は(者)かとな(那)く(具) か(駕)きつ(徒)くれば あやしうこそ ものぐるほし け(介)れ 書道教室の仲間の方か…
展示会準備用の一枚です。 2016.3.29付アップしてました拙ブログ「夜桜」をベースにして、 これにスパッタリング(絵具と水を含ませた筆先を指で弾く)という技法で“吹雪”を加えたり、 “花筏”をより強調した作品にしてみました。 坂本冬美さんの、女の演歌(…
来月の半ば(6日~13日)に教室(小玉精子先生)の作品展示会が開かれます。 場所は麻生区役所市民ギャラリーです。 二点出展予定で数点を準備中ですが、そのうちの一枚で、 2017.12.18付拙ブログでアップしていた作品です。 その日の教室では、この少女の笑…
先日の教室(8.6 小玉精子先生)です。 モチーフ担当の方には、いろいろな質感を試せる素材をご準備いただきました。 布製のシートの上に、 先ずは左端。分かりにくいですが、ガラス製の灰皿です。 魚のようで、自分が金魚かな、といったら、さすがにそれはな…
上高地の大正池から穂高連峰をのぞむ光景です。 10年ほど前、家内と上高地を旅したときには、時間の関係上、このポイントは、回れませんでした。 でもいつかは描いてみたいと思っていた光景で、 今回の絵は、何人かの方の写真や動画を参考にさせていただき描…
前掲の錦鯉(2017.8.7 )を少々お色直しして再掲いたします。 種類についても自分の復習を兼ねて再記します。 鯉の“口許”を基準に、“左”から、 大正三色:下の紅白に黒が加わった赤・白・黒の三色。三色の比率が白が少なく黒が多いのが昭和三色。 紅白:赤と…
ここ1ヶ月もたたない間に、西日本豪雨、酷暑、そして台風と続きました。 この異常気象は日本だけでなく世界規模で起きていると報道されています。 20年以上も前になりましょうか、日本でも温暖化現象が喧伝されていた頃、 ある気象学の先生から、直接お話…
先日の教室です。(7.20 小玉精子先生)モチーフ担当の一人として夏野菜を準備しました。一品々々特徴があり、特にゴーヤなどは描くのに一工夫が必要かなと。担当の特権で、帰宅して描き直しました。配置は教室のときとほぼ同じですが、目線を、教室ではほぼ…
道徳為師友 久しぶりに松本芳翠先生の行書を書かせていただきました。(35㎝×50㎝) いつものことながら、先生のお手本には、何とも言えぬ気品を感じます。 お手本の5字はそれぞれ惚れ惚れするもので、どの字も好きですが、 とりわけ“道”は今まで見たどんな…
草書の練習です。芳翠先生の草書千字文から8字を書きました(半切×1/2大)。似蘭斯馨 如松之盛似と如、斯と之は同じ意で、千字文では同じ字を使わないからこういう表現が多いとのこと。その意は(それが人なのか家なのかは分かりませんが)蘭のように香り豊か…
関東甲信地方は6.29に梅雨が明けたと報じられました。 例年より22日も早く、6月というのは観測史上初めてとのことです。 早い梅雨明けに比べ、政治の空白という長梅雨は、こちらはこちらで逆の記録を更新中です。 昨年秋の衆院選の結果、政策論争が出来ない…
先週初め、房総半島の日帰りバスツアーに参加しました。 当日は千葉地方には地震が予想されたり、雨も心配された中での出発でした。 川崎からアクアライン経由木更津に入り、 館山自動車道を南下する際にちょっとした発見をしました。 バスの車窓から実にた…
先日の教室(6.4 小玉精子先生)ではアジサイを描きました。 アジサイの花だけを描くのももちろんありますが、 これに何かを添えるとしたら、どんなものがあるか。 野外で雨にうたれる姿は多いようですが、 教室で花瓶に入れたものを描いたからには、これに…
先月中旬、家内と能登半島を初めて旅しました。 のと里山空港経由、見附島、禄剛崎灯台、能登塩田、白米千枚田、輪島など 主に半島の北の方を巡りました。 やはり現地に行って初めてわかる空気がありました。 私の興味の中心は“能登の松”。 あの松林図屏風を…
先日の教室です。(5.21 小玉精子先生) 金太郎のお人形さんがモチーフで、鉞(まさかり)を前に突き出しながら踏ん張っているポーズ。 このままでもいいが一工夫入れるとしたら、どんな絵がいいか。 フト浮かんだのが熊と相撲を取っている姿。 だが待てよ!…